お知らせINFORMATION

2020年2月15日

未知のウイルス-見えない感染

国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が 1/16 に確認されてから一か月になります。
当宿では ご高齢のお客様が多いこともあり、来館のお客様には 咳エチケットなど感染予防へのご協力をお願いしておりますが、マスクが品薄なこともありマスクなしで咳をされている方もいらっしゃいます… 心配な状況です。
そのような中、昨日(2/14) 専門家の方々が 新しいフェーズ(段階・局面)に入った との見解を示しました。

感染症感染症専門家「いつどこで感染が起きてもおかしくない状態」

2020年2月15日 0時05分 NHK NEWS WEB  より転機

感染症に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は、国内で感染経路がはっきりと分からない感染者が出てきていることについて「国内で、いつどこで感染が起きてもおかしくない状態になったと言えるのではないか」と指摘しました。
<転機ここまで> *続きを読む→ NHK NEWS WEB  

先日2/9(日)に放送されたNHKスペシャル「感染はどこまで拡がるのか-緊急報告 新型ウイルス肺炎」では、 WHOで感染症対策を指揮した経験のある東北大学の押谷仁教授が、このウイルスの特性を “スピードの速さ と 見えない感染(潜伏期間中の無症状・無自覚での感染)に恐ろしさがある = 未知のウイルス” と表現していました。
そして、現時点では 検査も治療体制も整っていないのが実状です。

また、WHOが発表した最新のレポートには、感染速度から考えた場合、接触や飛沫感染に加えて 空気感染リスクもあり得ることが示されています。

今後の予防策を冷静に考えたとき、今までの基本的な予防(手洗い・うがい・咳エチケット-マスク着用・アルコール除菌・換気・健康管理など)に加えて、私達ひとり一人が、移動・行動のリスクを見直さざるを得ない状況にあるのではないでしょうか。命あっての生活であり、生活あっての経済活動です。
中国での感染拡大の様子から、私たちは学ぶことができます。
未知のウイルスは、私たちが知っているインフルエンザ・ウイルスなどとは全く様相が違うように感じます。

特に重症化する恐れのある 65才以上のご高齢者・持病をお持ちの方々への感染を防ぐためにも、病院での治療へつなげるためにも、私たち一人ひとりができるだけ不要不急の外出を控え 感染の拡大を少しでも抑えることが重要なのではないでしょうか。

旅のご予定・ご計画をお持ちの皆様におかれましては、上記のことを踏まえ、日程のご変更・見送りなどご判断いただけましたら幸いです。

※追記 : 2月16日夜に 厚生労働省 が新型コロナウイルスに関する緊急記者会見を行い、不要不急な外出を控えるように呼び掛けました。

この事態の一刻も早い収束を祈願いたしております。

 

一覧へ戻る